- あんご
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あんご【安居】〔仏〕〔梵 vārṣika 雨期の意。 インドの夏は雨期で, 僧がその間外出すると草木虫などを踏み殺すおそれがあるとして寺などにこもって修行した雨安居に始まる〕(1)僧が夏に一定期間, 一か所にこもって修行すること。 元来は陰暦四月一六日から七月一五日までの三か月間行われ, この間を一夏(イチゲ)という。 現在は主として禅宗の修行道場で行われる。 夏安居(ゲアンゴ)。 夏行(ゲギヨウ)。 夏籠(ゲゴモリ)。 ﹝季﹞夏。(2)禅宗で, 夏の本来の安居に準じて他の時期に修行者が一定期間一か所にこもって修行すること。IIあんご【暗語】通信の内容が第三者に漏れないように, 当事者間であらかじめ定めた上で使われる用語。→ 暗号
Japanese explanatory dictionaries. 2013.